札束を刷りたい

人間誰しも妄想をすることはある。俺は未来の妄想が好きだ。最近よく考えているのは、人間の循環的な習性から未来を予想することだ。

例えば、近年はレトロブームが来ている。平成初期のデジカメの画質で写真をSNSに上げたり、子供向けだったキャラクターを大人が身につけたり、純喫茶へ行ったり、レコードを買ったりする。

このようなレトロブームの主体はだいたい「若者」だ。ここでいう若者とは、おそらく20代以下くらいの人々を指すのだろう。高齢者の方が人口は多い。しかし、彼らの生活様式がブームとして語られることは少ない。老人ホームや墓地が流行にならないのは、高齢者が劣っているからではない。単に、高齢者の話題についていくために時間を使う人が少ないだけだ。

逆に言えば、人類は常に新しいものへ向かう生き物だ。高齢者も、孫と話すためにLINEを入れる。鉄道が登場したとき、最後まで鉄道を使わない高齢者だけが残り続けただろうか。テクノロジーは年齢にかかわらず浸透していく。ただし、いったん忘れ去られたテクノロジーは、それを知らなかった世代によって再発見され、ブームになる。

そう考えると、今後来るのは現金ブームかもしれない。キャッシュレス化は進み、今の小学生くらいからは現金を使う機会がかなり減っているはずだ。彼らにとって紙幣や硬貨は、いずれ昔の決済手段になる。そうなったとき、「現金を使う方がお金を使っている感覚があり節約につながる」などの理由で、現金が生活スタイルとして再評価される未来が見える。

ブームが来てからでは遅い。金持ちになりたければ、今のうちに札束を刷りまくれ。1

Footnotes

  1. もちろん本物ではなく、法律は https://laws.e-gov.go.jp/law/128AC0000000028 を参照してください。